※本サイトのコンテンツにはプロモーションを含む場合があります。
毎月、月のはじめになると同じ作業をしていました。Google Search Console(GSC、グーグルが無料で配っている、自分のサイトが検索でどう見られているかを見る画面)を開いて、記事の一覧と見比べて、「今月はどの記事を直そうかな」を頭の中だけで決める。順位、表示された回数、クリックされた割合――いくつもの数字を頭の中で重ね合わせて、なんとなく決める。気づくと1時間が溶けています。しかも、決めた順番が本当に正しいのか、自分でも自信がない。この記事は、その「毎月の選ぶ作業」を、感覚ではなく数字に置き換える話です。
この記事で扱う「5つの数字でリライトの優先度を出す」判定を、毎月自分の手でくり返さずに自動化したい方へ。GSCのCSVとWordPressのXMLを突き合わせ、直すべき記事を点数順に並べてくれるCLIツール(黒い画面にコマンドを打って動かす道具)が WP Rewrite Assistant です。価格は ¥19,800 の買い切りで、月額ではありません。
👉 WP Rewrite Assistant を見る(Gumroad)(¥19,800・買い切り)
「今月どの記事を直すか」を、毎月あなたの頭の中だけで決めていませんか
この節の要点:記事が増えるほど「直す記事を選ぶ」作業は重くなり、しかも勘では毎月ブレる、という困りごとをはっきりさせます。
まず言葉をそろえておきます。リライトとは「公開ずみの記事を書き直して、検索順位を上げ直す作業」のことです。新しく記事を書くのではなく、すでにある記事に手を入れて、もっと上に表示させようとする作業です。そして先ほども出てきた Google Search Console(GSC) は「グーグルが無料で配っている、自分のサイトが検索でどう見られているかを見る画面」です。どの記事が、どんな検索語で、何番目に、何回表示されて、何回クリックされたか――こういう数字がここに全部出ています。
リライトは効果が高い、とよく言われます。実際そのとおりです。ただ、効果が高いぶん、どの記事から手をつけるかで成果が大きく変わります。同じ1時間をかけるなら、あと少しで上位に届く記事に使ったほうがいい。それは誰でも感覚で分かります。問題は、その「あと少しの記事」を、たくさんの記事の中から毎月見つけ出すことです。
記事が増えるほど「選ぶ」がしんどくなる
記事が20本くらいなら、まだ全部を目で見て選べます。でも100本を超えたあたりから、手作業は静かに破綻します。1本ずつGSCの数字を確認して、頭の中で順位をつけて……とやっていると、それだけで時間が尽きてしまう。結局「なんとなく覚えている記事」「最近気になった記事」だけを直すことになり、本当はもっと効果が出るはずの記事が、ずっと放置されたままになります。
勘で選ぶと、毎月の判断がブレる
もう一つの問題は、判断がブレることです。同じサイトでも、その日の気分や、たまたま目に入った記事によって、選ぶ順番が変わる。先月は順位を重く見て選んだのに、今月はクリックされていない記事が気になって選んだ。これでは、何が効いて何が効かなかったのかを、あとから振り返ることもできません。基準が毎月変わってしまうからです。
「上位記事の言うとおりに手で直す」やり方の、地味な限界
この節の要点:「順位が中くらいの記事を狙え」という有名なアドバイスは正しい。でも“どの中くらいの記事から”という肝心の工程が、手作業のまま残されています。
リライトのやり方を調べると、多くの記事が「掲載順位が8位〜20位くらいの記事を狙いましょう」と書いています。ここで 掲載順位 とは「検索結果の何番目に出ているか」のことです。1ページ目の下のほうから2ページ目あたり、つまり「あと一歩で上に行けそう」な記事を直すのがいちばんコスパがいい、という考え方です。これは正しい。否定するつもりはまったくありません。
「8〜20位を直そう」は正しい。でも“どの8〜20位から”が抜けている
ただ、その有名なアドバイスには、地味だけど大きな抜けがあります。8位〜20位の記事が、サイトの中に1本しかないなら話は簡単です。でも実際には、その帯に何十本も記事があります。その何十本を、どういう順番で直すか ――ここが手作業のまま残されているのです。「8〜20位を狙え」は入口を教えてくれますが、「その中のどれから」は教えてくれません。
指標が1つなら手で見れる。5つ重ねると人間は無理
順位という1つの数字だけで並べるなら、手作業でもできます。でも実際は、順位だけでは決められません。CTR(クリック率。検索で表示された回数のうち、実際に押された割合)が低い記事はタイトルに伸びしろがあるし、そもそも表示回数が少ない記事を直しても効果は小さい。順位・クリック率・表示回数・記事の古さ・記事の長さ……こうした数字を 同時に重ね合わせて 順位をつけようとすると、人間の頭では一気に苦しくなります。2つくらいまでなら手で見れますが、5つ重ねると、もう正確には並べられません。
「GSCを毎日見るのをやめた話」では、この“毎日数字とにらみ合う状態”そのものを手放した実例を書いています。あわせて読むと、この記事の続きとして読みやすいはずです。
👉 関連記事:GSCを毎日見るのをやめた話
GSCとWordPressの数字で、“直すべき記事”は機械的に見分けられる
この節の要点:自動化の話に入る前に、そもそも「何の数字を、どう見ているのか」を理解しておきます。見るべき数字は5つです。
実は、直すべき記事を選ぶ作業は、考え方さえ整理すれば、かなり機械的にできます。必要なのは2つのファイルだけです。
入口は2つのファイル:GSCのCSVと、WordPressのXML
1つめは、GSCから書き出す CSV(表計算ソフトで開ける、カンマ区切りの表データ)です。GSCの「検索パフォーマンス」を開いて、「ページ」のタブから書き出すと、どの記事が何回表示されて、何回クリックされて、平均何位か、という表が手に入ります。
2つめは、WordPressから書き出す XML(データを項目ごとに整理して書き出すファイル形式。WordPressは記事一式をこの形で書き出せます)です。WordPressの管理画面で「ツール → エクスポート → 投稿」と進むと、記事の中身や更新日などがまとめて書き出せます。
この2つを突き合わせると、「検索でこう見られている記事が、中身としてはこうなっている」という全体像が、1枚の表になります。
見るべき5つの数字
突き合わせた表で見るべきなのは、次の5つです。むずかしく考えず、「直す価値があるか」を5つの角度から点検するイメージです。
- あと一歩の順位か ―― だいたい11位〜30位、つまり1ページ目の少し手前にいる記事か。ここは直せば1ページ目に届きやすい、いちばんおいしい帯です。
- 順位のわりにクリック率が低くないか(CTRギャップ) ―― 同じくらいの順位の記事と比べて、クリック率だけが低いなら、タイトルや説明文に伸びしろがあるサインです。
- そもそも表示回数が多いか ―― 表示される回数が多い記事ほど、直したときに動く人数も多い。直す価値の「母数」です。
- 最後に更新してから時間が経っていないか(古さ) ―― 情報が古くなった記事は、直すことで一気に良くなることがあります。
- 中身が薄くないか(長さ) ―― だいたい2000字に満たない記事は、書き足す余地が大きい、つまり伸びしろがある、と考えられます。
この5つを“全記事ぶん”重ねると、優先順位が一意に決まる
大事なのは、この5つを 1つずつ別々に見ない ことです。5つをまとめて点数にして、全記事ぶん並べる。そうすると、「いちばん直す価値がある記事」から順に、一意に並びます。もう「なんとなく」ではありません。同じ基準で並べているので、来月も再来月も、判断がブレません。
それを「毎月・自動で」やりたくなったとき、何が必要か
この節の要点:5つの数字を毎月・全記事ぶん点数化するのは、結局「同じ判断を毎回くり返す」こと。だから機械に任せられます。必要な準備も正直に書きます。
ここまで読んで、「考え方は分かった。でも毎月これを全記事ぶん手でやるのは無理だ」と感じた人も多いと思います。そのとおりです。そして、毎回まったく同じ判断をくり返す作業 は、機械がいちばん得意なところです。
手作業を自動化する=「同じ判断を毎回機械にやらせる」ということ
自動化というと大げさに聞こえますが、中身はシンプルです。「5つの数字を点数にして並べる」という、あなたが頭の中でやっていた判断を、そのまま機械に肩代わりさせるだけです。新しい魔法ではありません。あなたの判断の手順を、そのまま道具に写し取るイメージです。
必要なのは、Pythonが動く環境と、コマンドをコピペで実行できること
そのために必要なのは、大きく2つです。1つは Python(文章みたいに書ける、プログラミングの言葉。道具を動かす土台になります)が動く環境。だいたい3.11以上という新しめのものが入っていれば十分です。もう1つは、CLI(黒い画面、いわゆるターミナルに命令を打って道具を動かす方式)で、用意されたコマンドをコピペして実行できること。ゼロからコードを書く必要はありません。
Claude Code や Cursor が使えるなら、ここのハードルはほぼ無い
もし Claude Code(ターミナルでAIと会話しながら道具を動かせる仕組み)や Cursor(AIが文章やコードを書くのを手伝ってくれるエディタ)を、すでに少しでも触ったことがあるなら、この準備のハードルはほとんどありません。環境づくりでつまずいても、AIに聞きながら進められるからです。もちろん、Claude Codeがなくても大丈夫です。Cursorでも、素のPythonを直接動かす形でも構いません。 大事なのは「コマンドをコピペして実行できる」こと、それだけです。
「判定だけ」を任せられる道具:WP Rewrite Assistant
この節の要点:ここまでの「5つの数字でリライト優先度を出す」を、まさにそのまま自動でやる道具があります。やることは判定だけで、本文を勝手に書き換えることはしません。
ここまでの話を、そのまま実行する道具として作られたのが WP Rewrite Assistant です。何ができて、何をしないのかを、正直に並べます。
何をする道具か
やることは1つです。GSCのCSVと、WordPressのXMLを突き合わせて、先ほどの5つの数字でリライト優先度を点数にし、直すべき順に並べます。あなたが頭の中でやっていた作業を、そのまま肩代わりするイメージです。
出てくるもの
実行すると、rewrite_priority_YYYYMMDD.md というファイルが出てきます(YYYYMMDDはその日の日付)。中身は、直すべき記事のリストと、それぞれの「いまの状態」と「なぜ直すべきか(推奨理由)」です。同じ内容のCSVも出るので、表計算ソフトで並べ替えたり、メモを足したりもできます。さらにオプションを付ければ、5つの数字を並べた横棒グラフのPNG画像(--with-chart)も出せます。一目で「どの記事が、どの数字で引っかかっているか」が見えます。


大事な線引き:判定だけ。本文を自動で書き換えることは一切しない
ここはいちばん大事なところなので、はっきり書きます。この道具は 「どれを直すべきか」を出すところまで です。記事の本文を勝手に書き換えることは、一切しません。 「AIに任せたら、知らないうちに記事が別物にされていた」――そういう心配はいりません。直すかどうか、どう直すかは、あなたが決めます。道具は「ここから直すといいよ」という順番を出すだけの、判定役に徹します。
おまけ機能:記事内のリンクの死活チェック
もう1つ、おまけの機能があります。記事の中に貼ったアフィリエイト(成果報酬の広告)リンクや、アプリストアへのリンクが、まだ生きているかを点検する機能(--check-links)です。古いIDのまま切れてしまったリンクには、生きている同じ名前のアプリの代わりの候補を併記してくれます。アプリストアの「配信終了の予告」も拾います。ただし、これはあくまでおまけです。この道具の主役は、あくまでリライトの優先度を出すことです。
設定で重みを変えられる・複数サイトもまとめて
5つの数字のうち、どれを重く見るかは、config.yml という設定ファイルで変えられます。「順位をいちばん重く見たい」「いや、古さを重視したい」――こういう調整が自分でできます。サイトを複数運営している場合は、まとめて回すこともできます。
売り方
販売は Gumroad というサービスで、価格は ¥19,800 の買い切りです。月額ではありません。一度買えば、ずっと使えます。その代わり、個別のサポートは付きません。質問に答える体制を持たないぶん、価格を抑えています。動かすために必要な手順は、README(説明書)とFAQ(よくある質問)に同梱されているので、それを読みながら自分で進める形です。
GSCのCSVとWordPressのXMLを渡すだけで、「直すべき記事」を5つの数字の点数順に並べたレポートが出ます。判定だけを任せたいなら ――
👉 WP Rewrite Assistant を見る(Gumroad)(¥19,800・買い切り)
自分で組むか、ツールに任せるか|あなたはどっち側か
この節の要点:この道具は、すべての人に向くわけではありません。向く人・向かない人を正直に線引きします。
正直に書きます。この道具は、買えば誰でも幸せになる魔法ではありません。向いている人と、そうでない人がはっきり分かれます。
自分で組むのが向く人
Pythonやスクリプトを書くのが苦にならず、「5つの数字の重みも、自分で一から設計したい」という人は、正直、自分で組んでしまったほうが楽しいし、自由度も高いです。この道具は、その手間を省きたい人のためのものなので、手間そのものが好きな人には向きません。
ツールに任せるのが向く人
逆に、「仕組みは理解できるし、コマンドをコピペで動かすくらいはできる。でも、毎月の判定を作る時間そのものを、お金で買いたい」――こういう人にはぴったりです。自分でゼロから作る時間と、その後の保守の手間を、¥19,800で外注する、という考え方です。
向かない人(正直に)
そして、はっきり向かない人もいます。「本文まで自動で直してほしい」人。この道具は判定だけなので、期待はずれになります。「セットアップを手取り足取り教えてほしい」人。サポートが付かないので、つまずいたときに自力で進む必要があります。「これを買えば月◯万円稼げる、という保証がほしい」人。そういう保証は一切しません。あくまで、判定の時間を短くする道具です。
ここで線を引くのは、離脱を恐れないためではなく、買ったあとに「思っていたのと違った」と感じてほしくないからです。
もし「この道具単体」よりも、いろいろなAIツールを組み合わせて運用全体を設計したい、と感じたら、まずは比較から始めるのがおすすめです。
👉 関連記事:AIツール比較の親記事はこちら
| 自分で組む | ツールに任せる(WPRA) | |
|---|---|---|
| 向く人 | コードを書くのが苦でない/重みも自前で設計したい | 仕組みは分かるが、判定を作る時間を買いたい |
| かかるもの | 自分の作業時間・保守の手間 | ¥19,800(買い切り・サポートなし) |
| 自由度 | 高い(全部いじれる) | 設定ファイルで重み調整は可能 |
| 本文の自動書き換え | しない(自分次第) | しない(判定のみ) |
まとめ:毎月の“記事えらび”を、数字に外注する
この節の要点:直す順番で成果は変わる。5つの数字を全記事に重ねれば順番は決まる。その判定を毎月任せる選択肢がある、という3点に尽きます。
最後に、3行でまとめます。
- ① リライトは、直す順番 で成果が変わる。
- ② 5つの数字を全記事に重ねれば、直すべき順番は機械的に決まる。
- ③ その 判定だけを毎月任せる 選択肢が、WP Rewrite Assistant。
次の一歩
いきなり何かを買う必要はありません。まずは無料でできることから始めましょう。GSCのCSVと、WordPressのXMLを書き出して、この記事で紹介した5つの数字を意識しながら、自分の記事を眺めてみる。それだけでも、「あ、この記事はあと一歩だな」という発見があるはずです。そして、それを毎月・全記事ぶん手でやるのがしんどいと感じたら――そのときに、判定を任せることを考えればいい。順番は、それで十分です。
毎月の「どの記事から直すか」に1〜2時間使っているなら、その判定はもう外注できます。買い切り ¥19,800・サポートなしのぶん安い、判定特化の道具です ――
記事のネタ探しや「書いたつもりの重複」を防ぐには、AIツール NotebookLM を使う下調べの方法もあります。
👉 関連記事:NotebookLM を WordPress ブログ運営に使う|記事ネタ探しと「書いたつもりの重複」を防ぐ実用ガイド
あわせて読みたい
